2018年10月07日

BLS アシスタントに

こんにちは。
三連休の真っ只中ですが、今日は一日救命講習のアシスタントとして活動してきました。
救命講習はいろいろな組織が開催しており、消防署主催の講習などが最も身近かと思います。僕も高校3年生の時に受講したことがあります。

本格的なところだと日本救急医学会主催のもの、そして世界標準としてはアメリカ心臓協会(American Heart Association : AHA)公認の講習会があります。

縁あって今年の春にこのアメリカ心臓協会公認日本ACLS協会のBLSおよびACLSのプロバイダー資格を取得してきました。
BLSはBasic Life Supportの略で一次救命処置という意味です。街中を歩いていて目の前で急に人が倒れ、意識と呼吸、脈がない…  この場合、心停止を疑い直ちに救急要請とAEDの用意、そして胸骨圧迫(胸骨の下に心臓があり、胸骨を圧迫することで心臓の血液拍出を補助します)を開始します。

このような初期の対応が適切に行われたかで救命率は大きく上がります。BLSではこの手技を実践的に体得します。ACLSはBLSを基礎にした薬剤投与を含める二次救命処置ですが、救命に最も重要視されるのはBLSです。

僕はこのインストラクターを目指し、本日よりアシスタント活動を開始しました。歯科の現場では緊張を伴う処置も多々あり、患者さんに何が起こるかはわかりません。歯科医院で起きたお子さんの急変のニュースは記憶に新しいことと思います。

何も起きないと思っていても、急変する可能性というものは常にあります。しかし、どんな時でも落ちついて対応することができたら、その人の命を救えるかもしれない。医療にたずさわる人間として、倫理観をより強く、決意を新たにしています。

小木曽 純

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posted by Jun Ogiso at 22:47| Comment(0) | 日記